副題は「ヒヨコのおじさんの話からその2」です。

★この卵の絵は、「菜園たより」用に娘が最近書いたのですが、「生なましすぎる」ということで、お客さんに渡す便りからはカットされたものです。目玉焼きで毎朝食べても(このところは卵不足でそうはいきませんが)、そのたびに、おいしいなあと、思う私としては、ぜひ皆さんに見てもらいたかったのですが。
さて、この「菜園・野の扉ワンダーランド」というブログは今年限りで更新を止めます。あと2,3、当初の「2002年3月からの、菜園の様子を、この1年で再構成」という目的に添った小さな記事を載せますが、これが最後の「書き下ろし」の記事とするつもりです。
長いです。すき間を見つけては、手を入れてきましたが、まとまっていなくて読みずづらいですが、ご意見ご感想いただけると幸いです。
埼玉県加須市の育雛業者のSさんの前の話は、11月26日の記事にあります。その後、茨城の養鶏場の注文がキャンセルされて、育てたヒナ1500羽が宙に浮いてしまった、という話を聞きました。
ヒヨコのおじさんは、後藤孵卵場の赤玉鶏のヒナを育てていて、取引先は、うちのような平飼いの小規模養鶏場がほとんどのようです。
鳥インフルエンザの強毒化の原因であろう、巨大養鶏場の「工場養鶏」の方は、弱毒性の鳥インフルエンザの発生によって鶏は処分されたが、行政から支援を受けることが出来るのに。
おじさんの100万円くらいの損害を誰も補償はしてくれません。
(鳥インフルエンザ:25養鶏場に処分手当金 7億3400万円支払い--県 /茨城~(毎日新聞 12月10日=後記に全文コピー)
そして、「伝統的」な「より自然に近い」、「鶏のことを考えた」平飼いの養鶏場が、風評被害を受けて(たぶん)、経営が圧迫されているのを、いったい誰が支援してくれるのか。
こんな憤りがあって、以前記事(10月29日の「あるサイエンスライターへの反論」の対象にした、FOOD・SCIENCEというサイトにコラムを書いているライターの松永和紀さんという方に、サイトの運営主体を通じて、メールを書きました。サイトの運営者およびご本人からすぐにメールを返していただき、コラムには、
「<ご報告>
私は、9月7日付本欄で鳥インフルエンザ問題を取り上げ、愛鶏園(本社・横浜市)について「不正も落ち度もないと確信する」と書きました。しかし、同社は12月2日、検査妨害の疑いで茨城県警が捜索する事態となっており、読者の方から「何か一言あってもよいのでは」というメールもいただいています。まだ捜索段階ですので、事態ははっきりしません。私の判断が間違っていたのか、同社も追い込まれて不正を働いたのか。同社に取材も申し入れていますが、まだ話を聞けそうにもありません。業界の評価も極めて高かった企業がなぜこのような事態に陥ったのか、時間はかかっても調べて書くのも、私のようなライターの役割であり、本サイトのような週刊誌や新聞とは異なるメディアの特性でもある、と考えています。後日改めて、取材の結果をご報告します。」
と書いていただきました。(「松永和紀のアグリ話2005-12-07」
この愛鶏園については、その後、
Yahoo!ニュース - 共同通信 - さらに2農場で検査妨害 愛鶏園、不正(内容は、後記にコピーがあります)ということがわかっています。また、他の養鶏場でも、検査の際、検体を不正に取り替えることがあったことがわかってきました。
「検体偽装」ってことです。
全国一の養鶏県の、最新の、大規模養鶏場が、こういうことをやっていたわけです。
そんななか、農水省の「家きん疾病小委員会」が、その手の大規模養鶏のウィンドレス鶏舎での処理の仕方を変更してきました。
Yahoo!ニュース - 共同通信 - ウイルス検出で全体を処分 感染歴確認された養鶏場
Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 鳥インフルエンザ:養鶏場すべて殺処分 抗体確認で農水省 /茨城
(以上2つの記事のコピーは追記の方にあります)
感染ルートについても結論が出ていませんし、このあと、農水省が、今回の茨城の一連の出来事を教訓に、鳥インフルエンザについてどのような方針で対処していくのか、わかりません。
26日には、高病原性鳥インフルエンザ対策本部が開催されたようですが。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051226press_4.html
たまたま、自分が購入している生協(首都圏コープ、パルシステム)の機関誌が、来月号の予告で、鳥インフルエンザの特集を組むと知りました。
以前、JAS有機の件で取材を受けたことがあるライターに、以下のような質問をして見ました。
○今回の茨城で使用されたと思われる、中南米で発生した鳥インフルのワクチン
は、強毒性の鳥インフルに対しても、効果が期待できるのか。
○公的な補助、支援の中身について。
「鳥インフルエンザ:25養鶏場に処分手当金 7億3400万円支払い--県
/茨城」
http://blog.drecom.jp/nonotobira/category_9/
の記事にあるのは、「鳥インフルエンザ生産者互助基金」という保険と、同じな
んでしょうか。
○茨城の養鶏場の生産量の推移。取引中止とかいろいろあるのか。
○工場養鶏の発祥地、アメリカでは今年どうなっているのでしょう。去年日本で高病原性のものが発生した際には、アメリカでの事例(ウィンドレスでも発生して、大変な羽数を殺処分している)が紹介されていたようですが、今年はさっぱりです。
先日、NHKのクローズアップ現代で、アメリカでは「牛の肉骨粉→鶏のエサ→鶏糞
→牛のえさ」、という循環が出来上がっていることを広くアピールしていました
が、それを見ていたときも、上記の疑問が浮かびました。
○以下の記事に書いてあるような、「鳥インフルエンザ」対策を、首都圏コープさんの場合、どう考えて取り組んでいらっしゃるのかなあ、という疑問も浮かびました。
http://www.alter.gr.jp/Preview.aspx?id=819&cls=
「ウィンドウファミリー農場の放し飼い鶏卵(カタログ“2004年5月2週”)」
この方は、今回の特集には関係していらっしゃらないとのことでしたが、担当者に伝えることはしてくださったようです。
鳥インフルエンザについては、年を越しても、注目していかざるを得ません。
うちの鶏達は、野菜をたっぷりと、寒さに負けぬようにクズ米などでカロリーアップしたエサを食べて、元気に年越しです。
★この卵の絵は、「菜園たより」用に娘が最近書いたのですが、「生なましすぎる」ということで、お客さんに渡す便りからはカットされたものです。目玉焼きで毎朝食べても(このところは卵不足でそうはいきませんが)、そのたびに、おいしいなあと、思う私としては、ぜひ皆さんに見てもらいたかったのですが。
さて、この「菜園・野の扉ワンダーランド」というブログは今年限りで更新を止めます。あと2,3、当初の「2002年3月からの、菜園の様子を、この1年で再構成」という目的に添った小さな記事を載せますが、これが最後の「書き下ろし」の記事とするつもりです。
長いです。すき間を見つけては、手を入れてきましたが、まとまっていなくて読みずづらいですが、ご意見ご感想いただけると幸いです。
埼玉県加須市の育雛業者のSさんの前の話は、11月26日の記事にあります。その後、茨城の養鶏場の注文がキャンセルされて、育てたヒナ1500羽が宙に浮いてしまった、という話を聞きました。
ヒヨコのおじさんは、後藤孵卵場の赤玉鶏のヒナを育てていて、取引先は、うちのような平飼いの小規模養鶏場がほとんどのようです。
鳥インフルエンザの強毒化の原因であろう、巨大養鶏場の「工場養鶏」の方は、弱毒性の鳥インフルエンザの発生によって鶏は処分されたが、行政から支援を受けることが出来るのに。
おじさんの100万円くらいの損害を誰も補償はしてくれません。
(鳥インフルエンザ:25養鶏場に処分手当金 7億3400万円支払い--県 /茨城~(毎日新聞 12月10日=後記に全文コピー)
そして、「伝統的」な「より自然に近い」、「鶏のことを考えた」平飼いの養鶏場が、風評被害を受けて(たぶん)、経営が圧迫されているのを、いったい誰が支援してくれるのか。
こんな憤りがあって、以前記事(10月29日の「あるサイエンスライターへの反論」の対象にした、FOOD・SCIENCEというサイトにコラムを書いているライターの松永和紀さんという方に、サイトの運営主体を通じて、メールを書きました。サイトの運営者およびご本人からすぐにメールを返していただき、コラムには、
「<ご報告>
私は、9月7日付本欄で鳥インフルエンザ問題を取り上げ、愛鶏園(本社・横浜市)について「不正も落ち度もないと確信する」と書きました。しかし、同社は12月2日、検査妨害の疑いで茨城県警が捜索する事態となっており、読者の方から「何か一言あってもよいのでは」というメールもいただいています。まだ捜索段階ですので、事態ははっきりしません。私の判断が間違っていたのか、同社も追い込まれて不正を働いたのか。同社に取材も申し入れていますが、まだ話を聞けそうにもありません。業界の評価も極めて高かった企業がなぜこのような事態に陥ったのか、時間はかかっても調べて書くのも、私のようなライターの役割であり、本サイトのような週刊誌や新聞とは異なるメディアの特性でもある、と考えています。後日改めて、取材の結果をご報告します。」
と書いていただきました。(「松永和紀のアグリ話2005-12-07」
この愛鶏園については、その後、
Yahoo!ニュース - 共同通信 - さらに2農場で検査妨害 愛鶏園、不正(内容は、後記にコピーがあります)ということがわかっています。また、他の養鶏場でも、検査の際、検体を不正に取り替えることがあったことがわかってきました。
「検体偽装」ってことです。
全国一の養鶏県の、最新の、大規模養鶏場が、こういうことをやっていたわけです。
そんななか、農水省の「家きん疾病小委員会」が、その手の大規模養鶏のウィンドレス鶏舎での処理の仕方を変更してきました。
Yahoo!ニュース - 共同通信 - ウイルス検出で全体を処分 感染歴確認された養鶏場
Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 鳥インフルエンザ:養鶏場すべて殺処分 抗体確認で農水省 /茨城
(以上2つの記事のコピーは追記の方にあります)
感染ルートについても結論が出ていませんし、このあと、農水省が、今回の茨城の一連の出来事を教訓に、鳥インフルエンザについてどのような方針で対処していくのか、わかりません。
26日には、高病原性鳥インフルエンザ対策本部が開催されたようですが。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051226press_4.html
たまたま、自分が購入している生協(首都圏コープ、パルシステム)の機関誌が、来月号の予告で、鳥インフルエンザの特集を組むと知りました。
以前、JAS有機の件で取材を受けたことがあるライターに、以下のような質問をして見ました。
○今回の茨城で使用されたと思われる、中南米で発生した鳥インフルのワクチン
は、強毒性の鳥インフルに対しても、効果が期待できるのか。
○公的な補助、支援の中身について。
「鳥インフルエンザ:25養鶏場に処分手当金 7億3400万円支払い--県
/茨城」
http://blog.drecom.jp/nonotobira/category_9/
の記事にあるのは、「鳥インフルエンザ生産者互助基金」という保険と、同じな
んでしょうか。
○茨城の養鶏場の生産量の推移。取引中止とかいろいろあるのか。
○工場養鶏の発祥地、アメリカでは今年どうなっているのでしょう。去年日本で高病原性のものが発生した際には、アメリカでの事例(ウィンドレスでも発生して、大変な羽数を殺処分している)が紹介されていたようですが、今年はさっぱりです。
先日、NHKのクローズアップ現代で、アメリカでは「牛の肉骨粉→鶏のエサ→鶏糞
→牛のえさ」、という循環が出来上がっていることを広くアピールしていました
が、それを見ていたときも、上記の疑問が浮かびました。
○以下の記事に書いてあるような、「鳥インフルエンザ」対策を、首都圏コープさんの場合、どう考えて取り組んでいらっしゃるのかなあ、という疑問も浮かびました。
http://www.alter.gr.jp/Preview.aspx?id=819&cls=
「ウィンドウファミリー農場の放し飼い鶏卵(カタログ“2004年5月2週”)」
この方は、今回の特集には関係していらっしゃらないとのことでしたが、担当者に伝えることはしてくださったようです。
鳥インフルエンザについては、年を越しても、注目していかざるを得ません。
うちの鶏達は、野菜をたっぷりと、寒さに負けぬようにクズ米などでカロリーアップしたエサを食べて、元気に年越しです。
毎日新聞 12月10日の記事
鳥インフルエンザ問題で県は9日、これまでに抗体やウイルスの陽性が確認されて鶏の殺処分対象となった31養鶏場のうち25養鶏場に対し、処分した鶏の手当金計7億3400万円を支払ったことを明らかにした。定例議会の農林水産委員会で県農水部が報告した。
この手当金は、処分した鶏を金額換算した80%を国が負担し、事業再開のための運営資金として養鶏業者に支払うもの。残りの6養鶏場についても、随時支払う予定。
また県は、密閉型鶏舎で飼育する鶏から抗体が確認され、監視している9養鶏場に、ウイルス感染を確認するための「おとり鶏」を今月中旬に投入することを明らかにした。同委員会で畜産課の鹿志村均課長が細田武司委員(民主清新クラブ)の質問に答えた。約1カ月後におとり鶏からウイルスが検出されなければ、その養鶏場の鶏は肉鶏や肥料として出荷できる。【藤田裕伸】
(共同通信) - 12月18日22時40分更新
茨城県は18日、鳥インフルエンザの検査に絡み、家畜伝染病予防法違反(検査妨害)の疑いで県警の家宅捜索を受けた養鶏会社「愛鶏園」(横浜市)で、同社が不正はないと主張していた2農場でも、新たに検査妨害が判明したと発表した。両農場の鶏からは同日、H5型の抗体陽性反応が出た。
県によると、2農場はいずれも同県茨城町の若宮農場と宮ケ崎農場。過去に農場側に検体採取を任せていたとして、11月1日に県側が立ち会って再度採取したが、その際に検体をすり替えた。
愛鶏園は県に「2農場とも検査前に、それぞれの農場内の陰性と思われる鶏舎の鶏を別の鶏舎に移動させた」と話しているという。
(共同通信) - 12月20日22時28分更新
鳥インフルエンザ問題で農水省の家きん疾病小委員会は20日、衛生管理の行き届いた鶏舎で過去のウイルス感染歴だけが確認され、鶏を処分しないで監視対象とするケースについて、その後の検査でウイルスが検出されれば養鶏場全体の鶏を処分することを決めた。
同様のケースではこれまで、ウイルスが検出された鶏舎だけが処分の対象だった。委員長の喜田宏北海道大教授は「ウイルスが養鶏場全体に広まっている危険性もあり、淘汰(とうた)が必要だ」と説明している。
監視対象の鶏舎には、ウイルスの有無を監視するため感染歴のないモニター用の鶏を導入。2週間ごとに感染していないかどうか確認する。
茨城県の鳥インフルエンザでは、感染歴が確認されて監視対象となった鶏舎で、約4カ月後に初めてウイルスが検出されたケースもある。
(毎日新聞) - 12月22日16時15分更新
鳥インフルエンザ問題で、農水省の「家きん疾病小委員会」は、密閉型鶏舎で感染歴を示す抗体が確認され監視中の養鶏場について、感染していない鶏を鶏舎に投入する検査で1鶏舎でもウイルスや抗体が確認された場合は、その養鶏場すべての鶏を殺処分することを決定した。これまで同委員会は、抗体確認だけであれば鶏を殺処分せずに監視するなどの処分方針だった。
県内では、9養鶏場で約330万羽が監視されている。現在、このうち1養鶏場に感染していない「おとり鶏」を投入しており、2週間後と4週間後に検査を実施する。年内にも1回目の検査結果が分かる予定。【藤田裕伸】
鳥インフルエンザ問題で県は9日、これまでに抗体やウイルスの陽性が確認されて鶏の殺処分対象となった31養鶏場のうち25養鶏場に対し、処分した鶏の手当金計7億3400万円を支払ったことを明らかにした。定例議会の農林水産委員会で県農水部が報告した。
この手当金は、処分した鶏を金額換算した80%を国が負担し、事業再開のための運営資金として養鶏業者に支払うもの。残りの6養鶏場についても、随時支払う予定。
また県は、密閉型鶏舎で飼育する鶏から抗体が確認され、監視している9養鶏場に、ウイルス感染を確認するための「おとり鶏」を今月中旬に投入することを明らかにした。同委員会で畜産課の鹿志村均課長が細田武司委員(民主清新クラブ)の質問に答えた。約1カ月後におとり鶏からウイルスが検出されなければ、その養鶏場の鶏は肉鶏や肥料として出荷できる。【藤田裕伸】
(共同通信) - 12月18日22時40分更新
茨城県は18日、鳥インフルエンザの検査に絡み、家畜伝染病予防法違反(検査妨害)の疑いで県警の家宅捜索を受けた養鶏会社「愛鶏園」(横浜市)で、同社が不正はないと主張していた2農場でも、新たに検査妨害が判明したと発表した。両農場の鶏からは同日、H5型の抗体陽性反応が出た。
県によると、2農場はいずれも同県茨城町の若宮農場と宮ケ崎農場。過去に農場側に検体採取を任せていたとして、11月1日に県側が立ち会って再度採取したが、その際に検体をすり替えた。
愛鶏園は県に「2農場とも検査前に、それぞれの農場内の陰性と思われる鶏舎の鶏を別の鶏舎に移動させた」と話しているという。
(共同通信) - 12月20日22時28分更新
鳥インフルエンザ問題で農水省の家きん疾病小委員会は20日、衛生管理の行き届いた鶏舎で過去のウイルス感染歴だけが確認され、鶏を処分しないで監視対象とするケースについて、その後の検査でウイルスが検出されれば養鶏場全体の鶏を処分することを決めた。
同様のケースではこれまで、ウイルスが検出された鶏舎だけが処分の対象だった。委員長の喜田宏北海道大教授は「ウイルスが養鶏場全体に広まっている危険性もあり、淘汰(とうた)が必要だ」と説明している。
監視対象の鶏舎には、ウイルスの有無を監視するため感染歴のないモニター用の鶏を導入。2週間ごとに感染していないかどうか確認する。
茨城県の鳥インフルエンザでは、感染歴が確認されて監視対象となった鶏舎で、約4カ月後に初めてウイルスが検出されたケースもある。
(毎日新聞) - 12月22日16時15分更新
鳥インフルエンザ問題で、農水省の「家きん疾病小委員会」は、密閉型鶏舎で感染歴を示す抗体が確認され監視中の養鶏場について、感染していない鶏を鶏舎に投入する検査で1鶏舎でもウイルスや抗体が確認された場合は、その養鶏場すべての鶏を殺処分することを決定した。これまで同委員会は、抗体確認だけであれば鶏を殺処分せずに監視するなどの処分方針だった。
県内では、9養鶏場で約330万羽が監視されている。現在、このうち1養鶏場に感染していない「おとり鶏」を投入しており、2週間後と4週間後に検査を実施する。年内にも1回目の検査結果が分かる予定。【藤田裕伸】