★3年前は、まだ6ミリ目合いの「サンサンネット」を使っていませんでした。それで、以下のように、最初の8月20日前後の蒔きつけの際は、まずはパオパオで「キスジノミハムシ」を防ぎ、そのままだと暑いので、サンサンネット(普通の1ミリ目合いの)に掛け替えて、シンクイムシを防ぐ、という手間をかけていました。今は、「サンサンネットソフライト」一発です。これだと、キスジノミハムシのみならず、アブラムシも防げるので、高価ですが何本か購入して使ってます。
共同出荷グループ「輪組」のみんなで、この「ソフライト」をまとめ買いして、隣町の種苗店「こいけや」さんに安くしてもらえました。先月の、勉強会の「成果」です。
なお、9月上旬だと、パオパオべたがけでは、シンクイムシに上から卵を産み付けられる危険があります。天候や畑によりますが。今年は、雨が多かったのでシンクイムシは比較的少ないようですが、上旬蒔きのものは、少し浮かせる工夫をして(トンネルにするほどの手間と資材はかけたくないので)パオパオをかけました。
年々、虫が遅くまでいるようになっている気がします。今週は35度前後の日が続きました。これでは、キスジノミハムシも、まだ当分出ると思われます。なんだか、今まで見たこともないような「イモムシ」の類も、出現しています。研修生の幸雄さんにも、あんまり南の方では、就農しないほうがいいかもね、と話しています。
サンサンネットのメーカーの人の話しでも、南の方から、どんどんいろいろな虫が北上している、とのことで、ハウスなどの施設をぐるっとネットで囲まないと、野菜ができなぃ時代になりつつある感じです。それとあわせて「減農薬」志向が、ネット屋さんにはビジネスチャンスなんでしょう。サンサンネットの日本ワイドクロス社は、防虫ネットの老舗ですが、後発メーカーとの価格競争が激しいからか、私たちのような零細有機農家の集まりにも顔を出して積極的にセールスしてました。
面白かったのは、この勉強会に同席したのが、種苗会社の人で、農薬使用を前提にした種や作付け方法の説明をしていたことです。種子消毒については、ほ場で使うより、種を消毒しておく方が、効率的、という言い方をしてました。もし、種子消毒しないなら、昔のような多粒蒔きに戻らなくてはならないでしょうと。種屋は儲かっていいけどと。
農薬会社の人もいたら、また、面白かったかもしれません。でも、私たちの中には、購入する人がいないから、セールスの効果は皆無、ということで、実現しないでしょう。
この種屋さんが、大根は、1粒蒔きなんてもってのほか、3粒は落として、間引くことでよい大根になる、と強調していました。それと、深蒔きを推奨。3cmなんて、驚くようなことを言ってました。その方がまっすぐした大根になるのだと。
で、例年より深めに蒔いた、最初の大根、発芽はすばらしかったけど、大雨続きでその後の生育は非常に悪いです。タキイの「YRてんぐ」が取れない、初めての経験になりそうです。
2002年9月12日
*大根の作付け*

手前から4番目のウネが、最初の大根、
手前から2番目と同じく不織布(パオパオ)のトンネルをして種まきしました。間引き終わったら、アミに掛け替えます。
1番手前のウネ(4回目の大根)からは、パオパオべたがけで種まき。9月中旬の最後の種まきは被覆資材なし。間引きのあとも何もかけません。虫の出方でだんだん軽装備に。
この時期、畑は、こんな被覆資材でいっぱいになります。
共同出荷グループ「輪組」のみんなで、この「ソフライト」をまとめ買いして、隣町の種苗店「こいけや」さんに安くしてもらえました。先月の、勉強会の「成果」です。
なお、9月上旬だと、パオパオべたがけでは、シンクイムシに上から卵を産み付けられる危険があります。天候や畑によりますが。今年は、雨が多かったのでシンクイムシは比較的少ないようですが、上旬蒔きのものは、少し浮かせる工夫をして(トンネルにするほどの手間と資材はかけたくないので)パオパオをかけました。
年々、虫が遅くまでいるようになっている気がします。今週は35度前後の日が続きました。これでは、キスジノミハムシも、まだ当分出ると思われます。なんだか、今まで見たこともないような「イモムシ」の類も、出現しています。研修生の幸雄さんにも、あんまり南の方では、就農しないほうがいいかもね、と話しています。
サンサンネットのメーカーの人の話しでも、南の方から、どんどんいろいろな虫が北上している、とのことで、ハウスなどの施設をぐるっとネットで囲まないと、野菜ができなぃ時代になりつつある感じです。それとあわせて「減農薬」志向が、ネット屋さんにはビジネスチャンスなんでしょう。サンサンネットの日本ワイドクロス社は、防虫ネットの老舗ですが、後発メーカーとの価格競争が激しいからか、私たちのような零細有機農家の集まりにも顔を出して積極的にセールスしてました。
面白かったのは、この勉強会に同席したのが、種苗会社の人で、農薬使用を前提にした種や作付け方法の説明をしていたことです。種子消毒については、ほ場で使うより、種を消毒しておく方が、効率的、という言い方をしてました。もし、種子消毒しないなら、昔のような多粒蒔きに戻らなくてはならないでしょうと。種屋は儲かっていいけどと。
農薬会社の人もいたら、また、面白かったかもしれません。でも、私たちの中には、購入する人がいないから、セールスの効果は皆無、ということで、実現しないでしょう。
この種屋さんが、大根は、1粒蒔きなんてもってのほか、3粒は落として、間引くことでよい大根になる、と強調していました。それと、深蒔きを推奨。3cmなんて、驚くようなことを言ってました。その方がまっすぐした大根になるのだと。
で、例年より深めに蒔いた、最初の大根、発芽はすばらしかったけど、大雨続きでその後の生育は非常に悪いです。タキイの「YRてんぐ」が取れない、初めての経験になりそうです。
2002年9月12日
*大根の作付け*
手前から4番目のウネが、最初の大根、
手前から2番目と同じく不織布(パオパオ)のトンネルをして種まきしました。間引き終わったら、アミに掛け替えます。
1番手前のウネ(4回目の大根)からは、パオパオべたがけで種まき。9月中旬の最後の種まきは被覆資材なし。間引きのあとも何もかけません。虫の出方でだんだん軽装備に。
この時期、畑は、こんな被覆資材でいっぱいになります。